壱岐に来たら遊覧船でひとときの海の旅を楽しもう

2023-10-23

壱岐では遊覧船が定期的に運行していて、近くの辰の島や内海湾の観光ができます。

美しい海を見ながら遊覧船での絶景スポット巡りは、壱岐の魅力を感じられるアクティビティです。

遊覧船での船旅は、きっと最高の思い出になることでしょう。

今回は、壱岐の遊覧船の利用方法や遊覧できる場所についてくわしくご紹介します。

辰の島遊覧船

「辰ノ島(たつのしま)」は、壱岐島の最北端の沖にある無人島です。

手付かずの自然が美しく「日本の海水浴場百選」にも選ばれており、透明度の高いエメラルドグリーンの海や白い砂浜、奇岩や断崖絶壁などが特徴です。

辰の島での美しい景観を最も楽しむ方法の一つが、遊覧船での島巡りです。

勝本港漁協辰の島観光事業がシーズン中は一日6回、その他の期間でも予約があれば随時遊覧船を出しています。

コースは3つあります。

渡り船は、辰の島へ上陸するためのコースです。

上陸後は海水浴シーズンでは美しいビーチで泳いだり、自然豊かな辰の島でトレッキングなどを楽しむことができます。

遊覧クルーズは、辰の島の周りを一周するコースです。

オオカミの形をしたオオカミ岩や、海の宮殿、穴の開いた大きなマンモス岩などを眺めながら、40分かけて優雅に周遊します。

辰の島遊覧を楽しんだあとに、実際に辰の島へと上陸するコースもあります。

辰の島を外観から眺めたあとは上陸して、無人島を探索します。

島内にはトレッキング用のコースがあるので、それに沿って辰の島の断崖絶壁の頂上を目指します。

道中にある、鬼の足跡や羽奈毛崎、蛇ヶ谷などの絶景スポットを通り、大自然を感じながら辰の島のすべてを満喫できるコースです。

勝本港から遊覧船が運航しています。

待合所となる観光案内所には令和3年8月にリニューアルオープンした「ヒヨリミテラス」があり、地元の特産品やグルメを楽しむことができるスポットとなっています。

遊覧船を待つ間や、ちょっとお腹が空いた時にこのヒヨリミテラスで地元グルメを楽しんでみましょう。

料金	渡り船　大人1,000円　子供500円遊覧クルーズ　大人2,000円　子供1,000円遊覧と散策と海水浴　大人2,500円　子供1,250円
遊覧時間	約40分
定員	60名
時間	始発便9：05～最終便15：35
休業日	年末年始
予約	JF勝本町観光案内電話　0920-42-2020
アクセス	http://www.hiyorimiterrace.com/

内海湾は壱岐の東側にある芦辺町と石田町に囲まれた湾です。

豊かな環境を活かして、アコヤガイやカキなどの養殖がおこなわれています。

また、小島神社がある湾としても有名です。

壱岐島の内海湾での遊覧は、古き良き日本の風情を感じることができる素晴らしい体験です。

内海湾の遊覧船は伝馬船を利用します。

伝馬船は、船頭が櫓（ろ）や櫂（かい）を使って手こぎで船を進める伝統的な船であり、そのゆったりとした進行速度が、周囲の自然や風景をじっくりと楽しむことを可能にします。

この伝馬船は、壱岐でカキや真珠の養殖を営む山本真珠有限会社が運営されているカキハウス内海湾から出航します。

こじま丸と、はこしま丸という2つの伝馬船を貸切で予約できます。

内海湾遊覧船では、パワースポットとして注目を浴びている小島神社周辺を、伝馬船でゆっくりと周遊します。

内海湾の特徴として、潮の満ち引きによって遊覧のコースが日によって異なるという点があげられます。

このように、自然のリズムに合わせて遊覧を楽しむことができるのは、都会の喧騒から離れて心のリフレッシュを求める人々にとっては特別な体験となるでしょう。

約40分の遊覧船の小旅行は、日常の喧騒から離れて、内海湾の静けさや美しい景色、そして伝馬船のゆったりとした進行を楽しむ絶好の機会となります。

家族や友人、恋人とともに、または一人でのんびりとした時間を過ごすのに最適なアクティビティといえるでしょう。