壱岐へのアクセス|港情報(フェリー・ジェットフォイル)まとめ
2023-11-18
壱岐は豊富な漁場に恵まれており、漁業が盛んな島です。
各地での魚の水揚げのための港や、その後の流通をスムーズに行うための港が存在しています。
加えて、観光の名所としても知られる壱岐には、フェリーやジェットフォイルを迎えるための港施設も整備されています。
この記事では、壱岐の主要な港について詳しく紹介します。
壱岐島の主要な港
壱岐で主要な港を4つご紹介します。
郷ノ浦港

郷ノ浦港は壱岐島の南西部に位置し、島の行政の中心地である郷ノ浦地区の市街地に隣接しています。
江戸時代に平戸藩の領地として利用され始めた郷ノ浦港は、当初は地形の遠浅のため大型船舶の寄港が難しい場所でした。
しかし、1925年に大規模な港の改築が進められた結果、郷ノ浦港は壱岐唯一の重要港湾として、旅客や貨物の輸送の中心となりました。
また、対馬の厳原港や博多を結ぶフェリー、そして壱岐市営船による壱岐島内の各港への航路が運行されています。
郷ノ浦港は壱岐島の経済や文化、歴史と深く結びついた重要な場所として、多くの人々に利用されています。
芦辺港

芦辺港は壱岐市東部に位置している港です。
壱岐島での漁獲物の流通ルートとして福岡県への輸送など、重要な役割を果たすだけでなく、一般の貨物の取り扱いや、旅客の移動のための港としても利用されています。
郷ノ浦港や印通寺港と並び、壱岐島の主要な玄関口としての機能を持っています。
現在、九州郵船と壱岐・対馬フェリーの2社が芦辺港を利用しており、それぞれがジェットフォイルやフェリーを運航しています。
特に福岡市の博多港と、対馬市の厳原港とを結ぶ航路が主力となっており、多くの旅客や貨物がこの港を通じて移動しています。
印通寺港

印通寺港は壱岐島の南東部に位置しており、入り口に隣接する妻ヶ島の存在により自然の良港として機能してきました。
奈良時代には遣唐使船の寄港地として利用され、室町時代には倭寇の拠点の一つとしての役割も果たしていました。
現在、印通寺港は「ダイヤモンドいき」や「エメラルドからつ」という2隻のフェリーによって、唐津東港との間で通常運航されています。
印通寺港は壱岐島の交通・経済・文化の中心の一つとして、多くの人々に利用されています。
勝本港

勝本港は壱岐島の北端部に位置する港です。
湾の口部には、辰ノ島、若宮島、名鳥島という三つの島々が並び、天然の良港としての特性を持っています。
勝本町漁業協同組合は、この美しい海域を利用して観光活動をサポートしています。
辰の島の美しい海を満喫できる「島めぐり遊覧」を運航しており、訪問者に壱岐の魅力を感じてもらうためのアクティビティとして好評を得ています。
周辺の島のフェリー発着場
壱岐島周辺には渡良三島という原島、長島、大島から成り立っている有人島があります。
渡良三島にある港は、壱岐島本島と繋ぐフェリーの発着場としての役割があります。
原島港
原島は壱岐諸島に属する小さな島で、壱岐島から南西に約4kmの位置にあります。
原島の主な産業は漁業ですが、園芸栽培も行われており、島民の生計を支えています。
原島へのアクセスは、壱岐市営船「フェリーみしま」を利用します。
郷ノ浦港(壱岐島)から原島港まで、壱岐島の渡良浦港を経由して約27分で到着します。
この船は1日に4便運行しており、原島の他に長島と大島も巡回しています。
また、大島や長島から原島への移動も「フェリーみしま」を利用して、大島港から長島港を経由し、約22分で原島港に到着します。
長島港
長島は壱岐諸島に属し、渡良三島の中の一つとして壱岐島から南西約5kmの位置にあります。
島の周囲は豊かな漁場に恵まれ、漁業が主要な産業として島全体で行われています。
原島や大島とともに「渡良三島」を形成する長島へのアクセスは、壱岐市営船「フェリーみしま」を使用します。
郷ノ浦港から長島港までの航路は、壱岐島の渡良浦港と原島港を経由して約40分で到着します。
この船は1日に4便運行しており、原島や大島といった周辺の島々を巡回しています。
さらに、大島から長島への移動も「フェリーみしま」で、約11分で到着します。
大島港
大島は壱岐島の南西部、約4kmのところにあります。
対馬暖流の影響を受け、島の北部に位置する無人の児島周辺では、美しいサンゴの群落を観察することができます。
大島への移動は壱岐市営船「フェリーみしま」を利用します。
郷ノ浦港からは壱岐島の渡良浦港、原島港、長島港を経由して、大島港までの所要時間は約50分です。
この定期船は1日に4回運行され、原島、長島、大島3つの島を巡回しています。
辰の島

壱岐の観光地としても有名な辰の島にはフェリーの発着場が1つあります。
観光用としてピーク時には一日6便ほど運航しています。
まとめ
壱岐島は主要な港として郷ノ浦港、芦辺港、印通寺港を有しており、それぞれが独自の特徴と役割を持っています。
郷ノ浦港は重要な交通のハブとして機能し、芦辺港と印通寺港は地域間の流通や旅行者へのアクセスポイントとしての役割を果たしています。
壱岐を訪れる際には、これらの港を起点とした観光や交通手段を検討することで、より便利に島を楽しむことができるでしょう。
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