麦焼酎の発祥の地!壱岐焼酎の7つの酒造を紹介

壱岐島の焼酎が気になっている方はいませんか?

  • ・壱岐島って麦焼酎の発祥地なの?
  • ・壱岐焼酎ってどんな味なの?
  • ・壱岐市の酒造を知りたい

そんな方たちのために本記事では、壱岐焼酎について紹介しています。

壱岐焼酎の特徴や歴史、なぜ壱岐では麦焼酎が有名なのかも解説しています。

壱岐焼酎に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

また、壱岐島の気候やアクセスする方法も紹介しているため、壱岐の酒造を巡ろうか悩んでいる方もぜひチェックしてみてください。

壱岐島とは

壱岐島について紹介します。

壱岐焼酎について気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

製造元の壱岐島がどんなところか知っていたら、よりお酒が美味しく飲めるでしょう。

壱岐島の場所

壱岐島地図

壱岐市は平成16年3月1日に郷ノ浦町・勝本町・芦辺町・石田町の4町が合併して壱岐市が誕生しました。

壱岐島は九州北部の玄界灘沖にあり、長崎県の対馬と福岡県の中間地点に位置しています。

壱岐市は壱岐本島の他に、離小島が23島(有人島4、無人島19)あり、全国の離島では20番目に大きい島です。

周囲はおよそ191キロメートルほどあり、北海道の奥尻島と同じくらいの大きさです。

壱岐島の地形

壱岐島は高度100メートルを超える山がほとんどなく、平地が大きいです。

そのため、焼酎の原料にもなる麦や穀物、農産物の栽培に適しています。

谷江川は北西から南東に、幡鉾川は西から東に流れておりその先には、壱岐島最大の深江田原が発達しています。

壱岐島の気候

壱岐島は対馬暖流の影響を受けて、夏は涼しく冬は暖かい、比較的温暖な気候です。

壱岐島の1年間の各月の平均気温は以下の通りです。

観光のベストシーズンは7月8月ですが、4月から5月、10月から11月にかけて過ごしやすい気候の時に壱岐島に訪れる人も増えています。

壱岐島で焼酎の試飲をしようか悩んでいる方は参考にしてみてください。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均気温7,6℃8,3℃10,8℃14,4℃18,0℃21,2℃25,2℃26,8℃24,1℃20,0℃15,1℃9,9℃
climate-dataホームページ参照
https://ja.climate-data.org/アシア/日本/長崎県/壱岐市-986040/

壱岐島へのアクセスの仕方

壱岐島へのアクセスの仕方を紹介します。

初めて壱岐島に行かれる方はぜひ参考にしてみてください。

長崎空港からアクセスする方法

長崎空港からは約30分間飛行機に乗ることで壱岐島に行くことができます。

飛行機で壱岐島に向かうには長崎空港からしか便がないため、注意しておきましょう。

厳原港からアクセスする方法

厳原港はお隣の対馬にある港です。

対馬からは芦辺港と郷ノ浦港へいくことができます。

後ほど紹介しますが、壱岐焼酎を購入できるお店は郷ノ浦町に多いため、焼酎目当てで訪れる方は郷ノ浦港の利用がおすすめです。

それぞれの所要時間は以下の通りです。

・芦辺港へはカーフェリーで2時間20分、ジェットフォイルで1時間5分

・郷ノ浦港へはカーフェリーで2時間20分、ジェットフォイルで1時間5分

唐津東港からアクセスする方法

唐津東港からは壱岐島の印通寺港まで行くことができます。

唐津東港からはカーフェリーがでており、1時間40分ほどで到着します。

自家用車をもっていけるため、自家用車で壱岐島を巡りたい方におすすめです。

博多港からアクセスする方法

博多港からは芦辺港と郷ノ浦港へいくことができます。

カーフェリーとジェットフォイルの2種類の船がでており、自家用車を持って行く際はカーフェリーの利用がおすすめです。

自家用車を持って行く予定がない方は、早く到着するジェットフォイルの利用がおすすめです。

壱岐島での目的などで船を選びましょう。

それぞれの所要時間は以下の通りです。

・芦辺港へはカーフェリーで2時間10分、ジェットフォイルで1時間5分

・郷ノ浦港へはカーフェリーで2時間20分、ジェットフォイルで1時間10分

壱岐焼酎とは

壱岐焼酎について紹介します。

壱岐焼酎という名前は聞いたことがあるけれど、どんなものなのか分からないという方や、これから壱岐焼酎を購入しようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

壱岐島は麦焼酎発祥の地?

壱岐焼酎
壱岐焼酎七蔵柄集合写真 写真提供:(一社)長崎県観光連盟

壱岐島は麦焼酎の発祥の地とも言われています。

壱岐島は長崎県内でも2番目に大きな穀倉地を有しており、古くから稲作が盛んで、麦を原料とした麦焼酎を呑んでいたようです。

壱岐焼酎は1995年7月7日にWTO(世界貿易機関)から、地理的表示に指定されています。

地理的表示とは確立した製造方法や品質を保護するために、社会的評価をし原産地を特定する制度です。

詳しくは以下のサイトを参考にしてみてください。

WTO(世界貿易機関)は平成7年7月1日付で地理的表示を制定し全国で3地域を指定、壱岐焼酎がその1つに選ばれました。地理的表示とは酒類の確立した製法や品質、社会的評価を勘案し、原産地を特定して、世界的に保護しようとする制度です。
 世界にはウイスキーはスコッチ、バーボン、ブランデーはコニャック、アルマニャック、ワインはボルドー、シャブリ、シャンパーニュ、焼酎は長崎県の壱岐焼酎、熊本県人吉地方の球磨焼酎、沖縄県の琉球泡盛が指定されました。平成17年12月には、薩摩焼酎の産地である「薩摩」、白山菊酒(清酒)の産地である「白山」の2ヶ所追加されました。

壱岐焼酎委員会ホームページ(https://ikishouchu.com/壱岐焼酎の起源/

壱岐焼酎の歴史

壱岐焼酎は16世紀ごろから歴史があります。

壱岐焼酎を製造する蒸留技術は16世紀ごろに大陸から伝わりました。

17世紀ごろの壱岐は平戸藩からの重税により、米ではなくより安価な麦を主食としていました。

そんな安価な麦の余った分を蒸留した自家製の焼酎と、米麹を合わせたものが壱岐焼酎の始まりです。

壱岐焼酎の特徴

壱岐焼酎は、原料の割合を米麹3分の1・大麦3分の2にして製造されています。

壱岐独特の製造方法で、麦の香りと米麹を使用することによる天然の甘味が特長の本格焼酎です。

また、貯蔵熟成酒が多いことも壱岐焼酎の特徴の1つです。

伝統的な、かめ貯蔵をはじめ樫樽やタンクで熟成された壱岐焼酎は、まろやかな味わいを醸し出してくれます。

壱岐島の酒造

焼酎 壱岐の島

壱岐焼酎の酒造は明治時代には55軒あったと言われています。

しかし現在は7軒まで減ってしまいましたが、伝統の製造方法で今も独自の個性や美味しさを追求しながら壱岐焼酎を守っています。

壱岐焼酎を購入するだけでなく、酒造の見学をしてみたいという方はぜひ参考にしてみてください。

天の川酒造

天の川酒造について紹介していきます。

天の川酒造の基本情報

住所:〒811-5117 長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触808番地

電話番号:0920-47-0108

アクセス:郷ノ浦港より車で5分、芦辺港より15分

公式ホームページ:http://amanokawashuzo.com

天の川酒造のこだわり

天の川製造は「常圧蒸留」と「貯蔵」にこだわって製造しているようです。

常圧蒸留では水とアルコールの他に多くの種類の微量成分が留出することによって、原料のうまみや香りがより一層引き出されます。

貯蔵することによって荒々しい香りがまろやかになり、より一層美味しくいただけるようになります。

山の守酒造場

山の守酒造場について紹介します。

山の守酒造場の基本情報

住所:〒811-5125 長崎県壱岐市郷ノ浦町志原西触85

電話番号:0920-47-0301

営業時間:月~土 8:00~17:00(見学可)

アクセス:郷ノ浦港より車で5分、芦辺港より15分

公式ホームページ:http://www.mugishochu-iki.com/yamanomori/

山の守酒造場のこだわり

山の守酒造場は、明治32年に創業された酒造です。

厳選された米麹と大麦を、伝統のかめに仕込み、そのもろみを一釜毎に常圧蒸留して製造されています。

玄海酒造

玄海酒造について紹介します。

玄海酒造の基本情報

住所:〒811-5125 長崎県壱岐市郷ノ浦町志原西触550-1

電話番号:0920-47-0160

営業時間:月~土 9:00~17:00(見学可)

アクセス:郷ノ浦港より車で5分、芦辺港より15分

公式ホームページ:https://www.mugishochu-iki.com

玄海酒造のこだわり

玄海酒造は明治33年に創業し、壱岐島で1番高い山である岳の辻のふもとに位置しています。

岳の辻の伏流水を使用したむぎ焼酎壱岐は、米麹の持つ甘みと大麦の香りが特徴です。

重家酒造

重家酒造について紹介します。

重家酒造の基本情報

住所:〒811-5214 長崎県壱岐市石田町印通寺浦200番地

電話番号:0920-44-5002

営業時間:8:00~17:00(見学要予約)

アクセス:印通寺港より車で2分

公式ホームページ:https://www.omoyashuzo.com

重家酒造のこだわり

重家酒造は大正13年に創業した酒造です。

平成30年には新しい酒蔵が建てられています。

壱岐島の20ヶ所以上を調査し、酒作りに最適な水が豊富にでる場所を探すほど水にこだわっています。

壱岐焼酎だけでなく、日本酒の製造も行っているため、焼酎以外にも日本酒を飲まれる方はチェックしてみてください。

猿川伊豆酒造

猿川伊豆酒造について紹介します。

猿川伊豆酒造の基本情報

住所:〒811-5326 長崎県壱岐市芦辺町深江本村触1402-1

電話番号:0920-45-0200

営業時間:9:00~17:00(見学要予約)

アクセス:郷ノ浦港より車で10分、芦辺港より5分

公式ホームページ:http://www.saruko.com/index.html

猿川伊豆酒造のこだわり

猿川伊豆酒造は明治36年に創業した酒造です。

猿川伊豆酒造の焼酎は業界初の超音波で熟成した焼酎となっています。

超音波で熟成された焼酎は、アルコール分子を超音波(高周波の振動)で均等に分散させ、周りの水の分子で包み込まれています。

そのおかげで、消化吸収と分解の効率が高くなり肝臓への負担が少なくなり、悪酔いや二日酔いが起きにくい焼酎です。

壱岐の華酒造

壱岐の華酒造について紹介します。

壱岐の華酒造の基本情報

住所:〒811-5315 長崎県壱岐市芦辺町諸吉二亦触1664-1

電話番号:0920-45-0041

営業時間:9:00~17:00(工場見学・試飲)

アクセス:郷ノ浦港より車で12分、芦辺港より5分

公式ホームページ:https://ikinohana.co.jp

壱岐の華酒造のこだわり

壱岐の華酒造は昭和56年に設立されました。

仕込みの水にこだわっており、地下50メートルから150メートルに蓄えられた壱岐島の天然水で製造されています。

また、古くから伝わる常圧蒸留での製造にこだわり続け、大麦と米麹の風味を生かし深い香りと味わいを追求しています。

壱岐の蔵酒造

壱岐の蔵酒造について紹介します。

壱岐の蔵酒造の基本情報

住所:〒811-5753 長崎県壱岐市芦辺町湯岳本村触520

電話番号:0920-45-2111

営業時間:9:00~17:00

アクセス:郷ノ浦港より車で10分、芦辺港より10分

公式ホームページ:https://ikinokura.co.jp

壱岐の蔵酒造のこだわり

壱岐の蔵酒造は昭和59年に創業された酒造です。

玄武岩層で磨かれた地下130mの自然水で製造されており、米麹の旨みと、麦の風味が良く調和した焼酎です。

伝統的な製造方法を守りながら、低温発酵と蒸留の工夫により、より一層美味しい焼酎を追求しています。

酵母は壱岐の蔵酒造で培養したものを使用しており、原料やもろみの良さもしっかり活かしながら製造されています。

壱岐焼酎の楽しみ方

壱岐焼酎の楽しみ方を紹介します。

さまざまな飲み方があるため、焼酎好きの方はいろいろ試してみてください。

ロック

壱岐焼酎の本来の味をダイレクトに味わえる飲み方です。

壱岐焼酎を初めて飲む時は、まずはロックで飲むことがおすすめです。

氷がいっぱいに入ったグラスに壱岐焼酎を注げば、勢いよく豊かな香りが広がります。

氷の溶け具合によっても味は変化するため、時間が経つにつれ壱岐焼酎のさまざなま味の変化が楽しめます。

水割り

焼酎を水で割り、氷を浮かべるシンプルな飲み方です。

水が加わることで壱岐焼酎がまろやかになり、軽さや華やかさが引き立ちます。

水の量でアルコール度数も調整できるため、お酒があまり強くない方にもおすすめです。

ゆっくりと時間をかけて壱岐焼酎を楽しみたい方は、薄めにして飲んでみてください。

お湯割り

焼酎をお湯で割る飲み方です。

水ではなくお湯を入れることで壱岐焼酎本来の甘みが際立ち、じんわりと酔いが回ってきます。

体もぽかぽかしてくるため、寒い時期にはぴったりの飲み方です。

温度が高すぎると壱岐焼酎のせっかくの風味が飛んでしまうため、沸騰しないくらいの温度で割ってあげましょう。

グラスに注ぐ順番も重要で、お湯を入れてから壱岐焼酎を注ぐことがおすすめです。

炭酸割り

焼酎を炭酸で割る飲み方です。

炭酸を入れることで爽快感がでて、すっきりとした味わいになります。

カクテル

壱岐焼酎は果汁などで割っても美味しく飲むことができます。

女性に人気の飲み方で、果汁のフルーティな風味が口の中に広がります。

壱岐焼酎が買えるお店

壱岐島で壱岐焼酎が買えるお店を紹介します。

勝本町・石田町・芦辺町・郷ノ浦町それぞれ2店舗づつ紹介します。

もっと詳しくお店が知りたいという方は以下のサイトを参考にしてみてください。

壱岐焼酎委員会ホームページ:https://ikishouchu.com/news_category/katsumoto/

勝本町で壱岐焼酎が買えるお店

勝本町で壱岐焼酎が買えるお店を2店舗紹介します。

壱岐島荘

住所:〒811-5556 長崎県壱岐市勝本町立石西触字白釘101

電話番号:0920-43-0124

石橋酒店

住所:〒811-5501 長崎県壱岐市勝本町勝本浦123-1

電話番号:0920-42-0039

石田町で壱岐焼酎が買えるお店

石田町で壱岐焼酎が買えるお店を2店舗紹介します。

若宮酒店

住所:〒811-5214 長崎県壱岐市石田町印通寺浦319-1

電話番号:0920-44-5058

有限会社松尾商店リカーショップ

住所:〒811-5215 長崎県 壱岐市 石田町石田西触1052

電話番号:0920-44-5034

芦辺町で壱岐焼酎が買えるお店

芦辺町で壱岐焼酎が買えるお店を2店舗紹介します。

立石商店

住所:〒811-5301 長崎県壱岐市芦辺町芦辺浦378

電話番号:0920-45-1216

森山商店

住所:〒811-5757 長崎県壱岐市芦辺町中野郷西触362-1

電話番号:0920-45-3035

郷ノ浦町で壱岐焼酎が買えるお店

郷ノ浦町で壱岐焼酎が買えるお店を2店舗紹介します。

お酒の三木屋

住所:〒811-5117 長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触980-2

電話番号:0920-47-4029

スーパーヤマグチ

住所:〒811-5131 長崎県壱岐市郷ノ浦町永田触268番地

電話番号:0920-47-5560

壱岐市の酒造をまわって壱岐焼酎を堪能しよう

本記事では壱岐焼酎について紹介しました。

壱岐は古くから麦焼酎を製造しており、壱岐島の人に親しまれてきました。

伝統の製造方法で今も壱岐焼酎を作り続けています。

昔は55軒の酒造がありましたが、現在は7軒まで減っています。

しかしそれぞれの酒造で個性や特徴があるため、ぜひ酒造をまわって壱岐焼酎を堪能してみてください。

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